2016年8月27日土曜日

安保法は今や実行段階に
「海つばめ」ダイジェスト8月27日号

★自民党と反動どもの改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解放」の旗を高く掲げよう!
★「労働者党再建」と「国政への復帰」を勝ち取ろう!
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「海つばめ」ダイジェスト 第481号
 2016年8月27日【無料版】
 マルクス主義同志会 http://www.mcg-j.org/
 ――嵐よ! 強く強く吹き荒れろ!――

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安保法は今や実行段階に
プチブル党の無力な反発よそに
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  安倍政権が南スーダンのPKO(国連平和維持活動)に11月から派遣予定の陸上自衛隊部隊に対し、「駆けつけ警護」や「宿営地共同防衛」の訓練を始めると言い始め、プチプル党の反発を呼んでいる。

 安倍政権は安保法がすでに成立して、これまで日本のPKOの手足を縛ってきた制限が取り払われた以上、そうした準備は当然だと考えるが、共産党などはまさに戦争法の本性が示されたと大騒ぎを演じている。

 しかし安保法を前提にするなら、自衛隊の?合法的な?準備活動に手も足も出ず、共産党は切歯扼腕するしかない。

 2015年の安保法の破棄と14年の集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の解消、そしてそれを目的とした野党共闘(事実上の共産党の民進党に対する奴隷的追随、屈従)による国民連合政府の樹立という志位の当面の政治は、彼らの政治闘争を根底から規定する原理だが、今ではその無力さやピント外れは明白である。

 共産党は例によって、海外で日本人が「殺し、殺される関係」になるとか、憲法の禁じる集団的自衛権行使になるとか主張するが、説得力ゼロである。

 そもそもスーダンの内戦に対する、PKO活動をどこかの国々の軍隊が「殺す、殺される」関係だといった形で批判すること自体余りに愚劣であって、プチブル的――自国だけは、自分たちだけは海外で「殺す、殺される」関係から逃れたい、国内で安楽に、平和に暮らしたい(つまり自分たちだけよければいい)ということだから――である。

 PKOとは一言でいって、ブルジョアや帝国主義勢力の?世界秩序”の維持や安定のための、彼らの国際的課題の一つであって、それは例えば国内で警察権力がそれを担っているのと同様である。

 そうした活動は歴史的に、そして社会的問題として、さらには階級闘争の中で位置づけられ、評価されるべきであって、海外で「殺し、殺される」といった、非歴史的で、扇動的な、つまりデマゴギー的な形で論じられるべきではない(こうした共産党の姿勢から、「防衛予算は人殺し予算だ」という?失言”も飛び出したのだが、それを志位らが?失言?として否定するなら、PKO活動は「日本人が殺し、殺される」関係だという、彼らの主張や観念の根底もまた否定されなければ決して首尾一貫しない)。

 スーダン国家が分裂し、無政府主義が支配し、国民が血なまぐさい?内戦”を繰り返すのに対して、世界の労働者階級はそれをいかに評価するのかという問題が、客観的に提起されている。そしてそれは決してスーダンだけに留まらないことも、我々のよく知っていることである。

 資本の国家、階級国家であれ、歴史的に、あるいはある場合には進歩的であり、国家の消失状態や無政府状態より労働者人民にとって利益で、好ましいことも容易に確認できる。

 それは、そうした「安定」や「平和」が、結局はブルジョア強大国や帝国主義勢力の利益である場合においてさえも、である。共産党は階級的で、原則的な見解を、最も卑俗で、無内容な主張、プチブル的饒舌にすり替えている。


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マルクス主義同志会機関紙
『海つばめ』第1283号(2016.8.28発行)
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【1面トップ】シールズは保守主義の個人主義者
             ――引き回された野党は余りに幼稚で低俗
【コラム 《飛耳長目》】
【2面《主張蘭》】安保法は今や実行段階に
             ――プチブル党の無力な反発よそに
【2面トップ】究極のバラまき政治だ
             ――BI制度は市民派の最悪の幻想
【2面《労働者の闘いから、我々の闘いから》】
      民共共闘しても勝てるはずはない
             ――第2自民党の民進、第2民進党の共産

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