2016年8月20日土曜日

共産党は安倍といちゃつく/「海つばめ」ダイジェスト8月20日号

★自民党と反動どもの改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解放」の旗を高く掲げよう!
★「労働者党再建」と「国政への復帰」を勝ち取ろう!
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「海つばめ」ダイジェスト 第479号
 2016年8月20日【無料版】
 マルクス主義同志会 http://www.mcg-j.org/
 ――嵐よ! 強く強く吹き荒れろ!――

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共産党は安倍といちゃつく
自衛隊との?怪しげな?関係

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 参院選で、共産党の自衛隊に対する立場が、安倍の格好の批判の的になった。安倍は選挙中、「共産党は自衛隊は違憲だが、解散するまでは仕事をしてもらうという。こんな失礼な話があるか」と攻撃し続けた。
 また若い幹部の藤野が、NHKの政党討論会で、「防衛予算は人を殺すための予算」と“失言”し、与党側から総攻撃を受けたこともあって、志位は8月5日の共産党創立94周年記念講演で、この問題に言及し、釈明を試みている。

 志位は、自衛隊と憲法の問題についての共産党の立場が矛盾しているのは、共産党の罪ではなく、憲法違反して自衛隊を育ててきた、自民党の罪だと強調する。

 彼は、自衛隊は憲法違反であり、この「矛盾」は解決されるべきだが、このことは簡単ではなく、「かなりの期間」を要するのであって、その間に自衛隊が必要になるなら、祖国防衛のため戦闘行為に従事し、災害時にも出動するのは当然で、そう主張したからといって非難される謂れは何もないと反論している。志位は、「この立場こそ、憲法を守ることと、国民の命を守る事の、両方を真剣に追求する、最も責任ある立場」であると叫んでいる。

 しかし資本の支配のもとで、自衛隊(軍隊)の存在やその意義を否定するなら、どんな「期間」であろうと、それは肯定され得ないのであって、それは憲法がどうあろうと――平和主義的であろうと、なかろうと――関係のないことである。労働者は、憲法がどうあろうと、ブルジョアの軍備増強や、軍国主義、帝国主義の発展に対して最後まで闘うし、闘い抜かれなくてはならないのである。

 自衛隊は違憲で認められないとしながら、そんな自衛隊や、その活動を、どんな「期間」中かは知らないが、認め、肯定することは根底から「矛盾」している。

 事実、志位はここでは隠しているが、共産党は戦後一貫して国家たるものはすべて、「固有の自衛権」を持っているのであって、その意味では憲法9条は正しくないと言い続け、敗戦後の憲法国会ではそれを理由に憲法に反対したのであり、その後も、日米安保条約がある限り、自衛隊は米国のための軍隊であって、日本のための軍隊ではない(だからよくない)、もし日本が「真の」独立を勝ち取ったときには――この意味は日米安保条約を破棄することだが、もちろんそれは、日本の“完全”独立といったこととは全く別問題である――、憲法を変えてでも軍隊を持てるようにすべきだと主張してきたのである。

 そして志位は、今ブルジョア民族主義者としての、こうした卑しい本性を隠しつつ、労働者、勤労者に媚び、あるいはブチブルや市民派に迎合して、平和主義者として、自衛隊や軍備増強に反対して現れなくてはならず、かくして現行憲法の誰よりも熱心な擁護者、支持者であるという、偽りの見せ掛けを作らなくてはならないのである。

 かくして志位の観念からは、資本による労働者の搾取体制や、資本主義世界において発展する軍国主義、帝国主義との闘いや、憲法の外で展開され、先鋭化する階級闘争、政治闘争などは完全に脱落し、消去されているのである。

 そしていとも安易に、労働者を取り囲む世界が「もし自衛隊がなくても安心だ」という世界になれば、労働者、勤労者の平和も生活も保障されるパラダイスがやってくるというのだが、ばかげたドグマであり、妄想であって、志位は、資本の搾取体制やブルジョア帝国主義の発展の前で、労働者を階級として解体し、武装解除するのである。


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