民主労総は7月20日「終わらせよう!財閥の世の中、悪い政権」(写真左)のスローガンを真っ向から掲げ、全国で同時多発のゼネスト-総力闘争に総決起した。この日、全国250の職場で10万人が一斉にストに突入した。ウルサンでは現代自動車と現代重工業の大工場を先頭に約6万人がストに決起。全国14ヵ所で開かれたゼネスト大会には、首都圏1万1千、ウルサン1万など計5万人が参加した。7月6日から無期限ストに入った建設労組を始め、6月下旬からの約1ヶ月間にストライキなどに決起した労働者はのべ32万人にのぼる。金属労組は続いて7月22日に「金属労組15万組合員と造船労働者2万5千人がゼネストを行って上京する」と、連続して闘いに立つ宣言を発している。

●現代自動車と現代重工業が23年ぶりの共同ストに決起
ウルサンではこの日、金属労組現代自動車支部、現代重工業労組、プラント建設労組など5万8500人がストに突入し、1万人が市内の河川敷で開かれた民主労総蔚山本部主催のゼネスト大会(写真)に結集した。同じ現代財閥資本のもとにある自動車労働者と造船労働者が共同してストに入るのは、1993年の現代グループ労働組合総連盟(現総連)による闘争以来、23年ぶりだ。「1987年の労働者大闘争の主役であるウルサンの労働者が、この地の民衆に希望を見せてやろう」(パクユギ現代自動車支部長)、「今日のゼネストを今年下半期、すべての労働者がともにする巨大な闘争の出発点にしよう」(ペクヒョンロク現代重工業労組委員長)との発言に会場は沸き立った。
●公共運輸労組は9・27から無期限スト突入方針を発表

7・20に続き、22日には金属労組が再びゼネストに立つ。民主労総はさらに、9月第二次ゼネスト、11・12ソウルでの20万民衆総決起の方針をすでに打ち出している。これに連帯し、日本でも労働者階級の全面的な決起をつくりだそう!
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