★自民党と反動どもの改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解放」の旗を高く掲げよう!
★新しい労働者党と労働者の政治進出を勝ちとろう!
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「海つばめ」ダイジェスト 第469号
2016年7月16日【無料版】
マルクス主義同志会 http://www.mcg-j.org/
――嵐よ! 強く強く吹き荒れろ!――
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労働者解放は"あの世"の話?――"宗教政党"にまで堕落する共産党
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参院選中、志位は、安保条約や自衛隊等々について、それらは本来は憲法違反で反対なのだが、しかし今は否定していないとやっきになって言い立てた。
綱領などでは、それらを否定しており、一掃を謳っていると批判されると、反対は今の段階においてであって、日米安保条約や自衛隊も天皇制も「国民の合意のもとで」のみ、「国民の総意によって」のみ廃棄するのだ、弁解や屁理屈に明け暮れた。
要するに、本心は反対だが、今は反対しないと言い続け、プチブルや自由主義的ブルジョアに媚び、そんな日和見主義的で、動揺する階級や階層の支持を取り付けようと四苦八苦した。
彼等のこうした立場は、現実の政治闘争の中では、最悪の日和見主義と、ブルジョア勢力への奴隷的屈従として現れている。
共産党は香川選挙区で民進党などとの5項目の選挙協定を結んだが、その中で、何と「今日の日本社会に必要なのは社会主義的変革ではなく、資本主義の枠内での民主的改革であり、私有財産の保障が基本となる」とか、「日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消という共産党の政策は野党共闘に持ち込まない」とか、「天皇制を含めた現行憲法の全条項を守る。天皇制のあり方は、国民の総意によって決せられるものである」といった、目を疑うような条項が並んでいた。
共産党のいつわりの詭弁は、安倍によってさえ、「自衛隊は違憲だと言いながら、しばらくはいいのか。違反だったらすぐ廃止すべきだろう」(「ニコニコ動画」の討論会)と攻撃され、志位は辛うじて、「私たちは、国民の合意を経て自衛隊を段階的に解消していく」と空虚な反論をしたにすぎなかった。安倍はまた、「共産党は『自衛隊は憲法違反。将来は解散する』と言いながら、『災害があったら出動せよ』『急迫不正の侵害には命をかけろ。ひどいじゃありませんか』(大分での街頭演説)と、共産党のご都合主義を攻撃するに急だった。
要するに、共産党は私有財産制度や資本主義に反対するのは、遠い遠い先のことであって、いまはそれを肯定し、擁護し、そのために闘うというのである。日米安保条約も自衛隊も――共産党が言う「人殺し」の組織も――、天皇制さえも支持し、持ち上げるのであり、それを否定し、一掃するのははるか先の話、民主連合政府か野党共闘政府か知らないが、“民主革命”の後だそうである、いや、そこでもまだダメで、将来、社会主義、共産主義の社会になってからだというのである。
天皇制も憲法が謳っているのだから弁護しなくてはならないのである。まさに転倒した観念論である。これではまるで、共産党とは一種の宗教組織、“憲法教徒”の集団でしかない。憲法は歴史的、現実的な一つの政治文書――必ずしも重要でなくもない――ではなく、彼らの絶対物、“永遠の真理”が書き記された神聖なる聖書やコーランや仏教の教典というわけである。
搾取と差別が一掃され、労働の解放された社会で、軍隊などがなくなるのは当たり前の話で、問題は、今の資本の支配する社会において、軍隊は当然だとか天皇制も支持するなどと言っていて、資本の支配や安倍政権と闘えるはずもないということである。
まるで宗教の天国幻想、ユートピア幻想と同じような話で、かくして共産党は徹底的な現実肯定の政党として――労働者、勤労者にとっては、まさに公明等々と同様な敵としてしか言いようのない反動政党として――出現し、此岸におけるのではなく彼岸における、この現実社会の改革によるのではない、あの世における労働者、勤労者の幸福や解放を約束するのである。
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マルクス主義同志会機関紙『海つばめ』第1280号(2016.7.18発行)
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【1面トップ】負けるべくして負けた民共
――政治的に敗北、さらに野党共闘で失敗
【1面サブ】 主権者教育=中立性論の欺瞞
【1面】コラム「飛耳長目」
【2面主張】労働者解放は?あの世?の話?
――?宗教政党?にまで堕落する共産党
【2面トップ】政治野心実現につながらず
――日本破壊する?修正?アベノミクス
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