みんないろんな思いをもって日常に帰っていった。ツイッターでの呼びかけで知らないもの同士が集まり、ラインで打ち合わせ、開催前日の制作物搬入ではじめて「こんにちは」、という集まり。搬入日は自分の展示で忙しく、他の人をちらちら見ながらも気恥ずかしい、そのまま自己紹介して終わった。
翌日開催日、やっと顔もなじみ始め、お客さんも来だして安心しながら、話もはずんでいった。
あっという間の6日間。「病」展なので、みんな違う境遇で生きてきたけど、でも同じものを背負っていた。その負い目と「自負」。どうしようもなさと吐き出したい自分。それがみんなの作品だったのだろう。 お互いそんな話はしなくても分かりあって、さりげなくいられる場所が「北の病展」だった。
そういう意味では見る人よりも製作者たちのコミュニティーでもあった。ほんの数日の集まりだけど、みんな多くの大事なものを持ち帰った。
また日常が始まる。たまらない、やりきれない「人間関係・家族関係」に戻っていく。でもこれからも制作を続けてほしい。そしてまた、集まろう。
今回は絵画以外のいろいろな試みも行われ幅が広がってきた。鬱だろうが引きこもりだろうが、統合失調だろうが、みんな心をもって、訴えている。人として、製作者として主張し、認めてほしい、その思いの結集がこの会なのだ。時々振り返って元気をもらって、また前に進んでほしい。きっとまた集まれると思います。
今回6日間の来館者303名!一緒に喜びたいと思います。
北の病展公式HP http://kitanoyamaiten.wixsite.com/kitanoyamai
この展示会には「心の病」、「北海道」という2つの共通項があります。
「心の病」には後天性の気分障害、パーソナリティ障害、 統合失調症、
先天性な発達障害など、 さまざまな「病」がありますが、
心の病とは極めて内向的であり、 ネガティブ、そして、「ぐちゃぐちゃ」な世界です。
私たちは心の病を持ち、「北の地」に身を置き、 そしてアートという手法を使って、
自分たちの世界を表現しています。
心の病特有の「ぐちゃぐちゃ」、 「もやもや」をアートとして昇華させること。
そして、首都東京から離れた「北の地」から発信すること。
これらが「北の病展」の原点であり、目的でもあります。
「病」を持つ事は敗北ですか?
「病」がある事は邪魔ですか?
「地方」に住む事は負けですか?
「地方」にいる事は弱いですか? 他よりも小さいかもしれない、
他よりも弱いかもしれない、 他よりも負けてるかもしれない
それでも、私たちは、
確かに、 この「北の地」にいます。
この「北の地」で生きています。
この「北の地」で表現しています。
さまざまな思いで表現された 北のアート作品、どうぞご高覧下さい。
2015年9月10日 北の病(やまい)展 主宰者:はなび
「心の病」には後天性の気分障害、パーソナリティ障害、 統合失調症、
先天性な発達障害など、 さまざまな「病」がありますが、
心の病とは極めて内向的であり、 ネガティブ、そして、「ぐちゃぐちゃ」な世界です。
私たちは心の病を持ち、「北の地」に身を置き、 そしてアートという手法を使って、
自分たちの世界を表現しています。
心の病特有の「ぐちゃぐちゃ」、 「もやもや」をアートとして昇華させること。
そして、首都東京から離れた「北の地」から発信すること。
これらが「北の病展」の原点であり、目的でもあります。
「病」を持つ事は敗北ですか?
「病」がある事は邪魔ですか?
「地方」に住む事は負けですか?
「地方」にいる事は弱いですか? 他よりも小さいかもしれない、
他よりも弱いかもしれない、 他よりも負けてるかもしれない
それでも、私たちは、
確かに、 この「北の地」にいます。
この「北の地」で生きています。
この「北の地」で表現しています。
さまざまな思いで表現された 北のアート作品、どうぞご高覧下さい。
2015年9月10日 北の病(やまい)展 主宰者:はなび
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